遺産分割

①長男のお子さんが１名のみであれば、単独で長男を代襲相続し、各自１／３ずつの法定相続分となります。
なお、お孫さんの長男に対する相続放棄は、原則としてお母様（お子さんから見てお祖母様）の代襲相続の可否には影響しないとした地裁判決があります。
②長男の１、０００万について、契約書等により贈与ではなく貸付であることが明確な場合は、お母様が債権者となりますので、法定相続分に応じて分割相続されます。この場合、長男のお子さんが相続する分は混同により消滅します（民法５２０条）。
もし、貸付ではなく贈与の場合には、特別受益該当性が問題となります。住宅購入資金等、生計の資本としてなされた場合には、特別受益に当たる可能性が高いです。
当該１，０００万が贈与か貸付か、関連資料を確認する必要があり、念のため弁護士に直接相談頂いた方が良いでしょう。