養子の相続

お父様の亡くなる前日に婚姻と養子縁組をしたことが有効であることを前提として回答します。

養子、相続において実子と同じ立場となります。
そうすると、質問者様とは、父親のみが同じ異母兄弟となります。
そのため、父母ともに同じ姉妹の半分の相続権があるということになります。

　　　妻────連れ子・養子（父だけ共通の兄弟）
　　　||　　　　　┃
　　　||　　　　　┃（養子縁組）
三姉妹の亡父━━━┛
　　　│　　　
　　　│（認知）
　　　│──┬─★亡長女（配偶者・直系卑属なし）
　　　│　　├─二女（父母とも共通の兄弟）
三姉妹の母　└─三女（父母とも共通の兄弟）

相続関係ですが、上記の理解でよろしいでしょうか。
（図が歪んでいたらすみません。）

相続人の順位は第１に子、第２に直系尊属、第３に兄弟姉妹となっております。
そこでまず、お母様を含め祖父母・曾祖父母など上の世代で存命の方がいらっしゃれば、その方が相続人となります。
次に、上の世代が既に全員お亡くなりであれば、兄弟姉妹が相続人となります。
実子と養子では相続に差が付かないこと、民法９００条４項により異母兄弟の相続分に差が付くことは、本田先生が説明されたとおりです。
上記の図の場合であれば、二女・三女が各５分の２で、連れ子の方（父だけ共通の兄弟）はその半分の５分の１です。