指定相続分について

一般論として、相続人全員で合意した場合には遺言と異なる遺産分割を行うことは妨げられませんが、異母弟妹側が協議に応じる可能性は低く、本件では合意による変更は難しいと思われます。
相続人が子である場合には法定相続分の１／２相当額の遺留分減殺請求権が認められますが、本件でお子さんが４名となると、お子さん1人当たりの遺留分は１／１６となるため、上記遺言は遺留分を考慮して作成されたと思われます。
その他、異母弟妹に多額の生前贈与がなされていた場合の特別受益の問題や、ご相談者様がお父様の資産形成に大きく寄与していた場合の寄与分の問題により、基礎となる相続財産総額自体を見直す余地がないとは言えませんが、そうした事情の有無によります。
詳細につきましては、弁護士との面談相談等を検討された方が良いかと思います。