弁護士さんに遺産相続問題を相談するとは？

一般に、遺産相続問題に関しどのような事項を弁護士に相談ないし依頼するかは、ご相談者様の相談内容により様々なパターンが想定されます。
相続人間で争いがある場合には、ご指摘の１のケースが多いかと思います。２のケースに関しては、生前に被相続人の方が「遺言執行者」といって遺言内容の実行を特定の弁護士に依頼し、相続発生時に指定された弁護士が遺言内容を実施する場合があります。ただ、相続発生時の各相続人からの依頼に関しては、弁護士は利害対立が生じる（見込まれる）当事者間双方の代理をすることはできないため、特定の相続人からの相談あるいは代理という形を取り、他の相続人は本人名義で遺産分割協議書を作成することになるのではないかと思います。
その他、生前における遺言作成の依頼や、被相続人の遺産よりも負債が多い場合における相続放棄に関する相談等が、典型的なパターンとして挙げられます。

いろんな形があります。

そもそも相続人がだれかの捜索から依頼があることもあります。
１．相続人が、それぞれ違う弁護士に依頼して、弁護士間で遺産分割の話会いをすること？

これは一般的です。

２．相続人全員の総意で、１人の弁護士さんに、遺産分割のパターンを考えてもらうように依頼すること？

これはないです。

相続人が２つくらいに別れて、そのうちの一方の２人と他方の２人がそれぞれ弁護士を雇って話し合うことはあります。