未相続の土地建物について

相続放棄期間経過後に予期しない多額の債務の存在が判明したケースで相続放棄を認めた例はありますが、不動産は実質ほとんど価値がなくても一応資産ですので、おそらく相続放棄は難しいと思われます。
もっとも、遺産分割調停に移行した場合に、調停手続きにおいて、遺産分割対象資産について「相続分の放棄」という方法を行なう方法は不可能ではありませんが、まず調停申立てを行なう必要があります。
遺言状が見当たらなければ、遺言は存在しない前提で遺産分割協議を行なう必要があると思われます。