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真正相続人(しんせいそうぞくにん)

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更新日:2018年12月24日
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真正相続人とはなんなのでしょうか

遺産相続についてはだれしもが直面する問題ですが、いざというときになにから調べていいのかわからないということが多いと思います。

その中でも、真正相続人という言葉を知っていますか。

真正相続人とは、表見相続人または不真正相続人による相続権の侵害によって本来であれば相続することができる人が遺産の占有を失っている人のことを言います。簡単にいうと表見相続人(戸籍上では相続権をもっているようにみえるけど、実際は持っていない人)や不真正相続人(相続人ではないのに相続人を装っている人)のせいで相続できなくなってしまうことです。

つまり、相続権をもっていても他の人に邪魔されて相続権を失ってしまうなんてことが起こってしまうんです。ですから、遺産のことは早めに調べておき実際相続されるときに気付いたら相続人ではなくなっていた、なんてことにならないようにしましょう。

真正相続人の遺産相続はどうなるのか

相続人であったにも関わらず、相続できる権利を失ってしまった真正相続人の遺産はどうなるのでしょうか。

もし、なにも知らずに必ずもらえるだろうと高をくくっていた場合は残念ながらもらえないでしょう。しかし、少し知識をつけていたら相続権を取り返すことができるかもしれません。

相続回復請求権」という相続権の侵害に対し、財産請求にとどまらず、相続人たる地位の回復を要求する権利があります。これを使うことができます。

相続人が相続権を侵害されたことを知ったときから五年、もしくは相続開始の時から20年以内に行使しないと基本的に時効消滅してしまいます。ですから、もし、相続権を侵害されたと思ったときにはなるべく早く弁護士などに相談することをおすすめします。

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相続相談弁護士ガイド 編集部

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