相続を全て長男にという手紙が届いた

貴殿は法定相続分を有していますし、遺言がある場合でも法定相続分の１／２の遺留分がありますので、きちんと遺産総額及び内容を明らかにした上で、遺産分割協議を行なう必要があります。
債務超過であれば相続放棄を検討する必要がありますが、プラスの場合に資産が数千円程度というのは考え難いです。
したがって、当該要求に応じる必要はありません。
まずは、被相続人の預金履歴の取り寄せや不動産の登記簿謄本を取得した上での査定依頼等、遺産の調査を行なう必要があるでしょう。
その上で、当事者間での遺産分割協議が難しいようであれば、家庭裁判所への遺産分割調停申立てを行なうか否かを含め検討する必要があります。

法定相続分がございますし、仮に長男に全て相続させる旨の遺言書があったとしても法定相続の半分について遺留分減殺請求ができます。
まず、相続財産の有無、遺言書の有無などを確定させ、自らの法定相続財産の内容を掌握する必要がございます。