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目黒の駅前にある、どう見ても良い人そうな、弁護士先生に会ってみた

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更新日:2019年10月31日
目黒の駅前にある、どう見ても良い人そうな、弁護士先生に会ってみたのアイキャッチ

銀座、池袋、新宿、虎ノ門など、非常に多くの弁護士事務所がある駅です。

その駅の弁護士事務所にある理由は、複数あるのですが、相談者・依頼者等のアクセスが良い、住まいから近い、地元等々、しかし口をそろえて弁護士先生が言うのが「リーガルアクセス」裁判所のアクセスが良い所だそう。



東京の裁判所(家庭裁判所・地方裁判所・高等裁判所)は霞ヶ関の駅から直結でアクセスが可能、沿線でいうと丸ノ内線・千代田線が通っている駅になり、普段から裁判所も行く回数が多い弁護士先生は、沿線沿いに事務所を構えるケースが多いです。

今回の弁護士先生は、ホームページを見る限りイラストで人のよさそうな印象のある弁護士先生、その沿線には拠点を置かず、目黒駅で開業している先生に会いに行ってみました。

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-リベラルアーツ法律事務所の理念

リベラルアーツ法律事務所は、みなさまの身近な相談相手でありたいと考えています。

どんな小さなお悩みでもまずは話してみようと思っていただけること、問題を一緒に乗り越えていくようなサポートをすることを理念として掲げております。

-リベラルアーツ法律事務所の名前の由来

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リベラルアーツの名前の由来に関しては、全ての人が権利という名の自由(Liberal)を行使し、自由という名のキャンパス(Arts)を彩る為の道しるべととなれるように命名しました。

-リベラルアーツ法律事務所が目黒で設立することになった経緯を教えてください

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リベラルアーツ法律事務所が入っているビル

初めて務めていた事務所で2年、それから独立する準備期間に1年の経験を積み、目黒に事務所を設立し、今年で弁護士経験は8年目で、目黒で5年目になりました。

目黒で設立した理由には、大きく二点ありまして、一点目は競合が多い事務所が無い所に拠点を置こうと思ったのと、以前に勤めていた弁護士事務所のクライアントを引き継いだ際「それほど遠くに行かないで」(笑)とクライアントから言われたのもあったので、目黒に拠点を置いてみようかな?と思い、独立・開業しました。

-目黒に拠点を置いてみて思った事

意外に、目黒のお客様は多くなく、目黒線・池上線などの沿線のお客様が来られる場合が多いです。

あとは、ベットタウンではないので相談に来る方は会社が目黒にあるから、会社の帰りがけに、来られる方などいらっしゃいますね。

「ご飯美味しいお店が多いでしょう?」なんて言われるのですが、妻に作ってもらっているお弁当など食べる事も多く、外食を意外にしません。

4年も居るのに、もう少しお店など開拓した方がいいですよね(苦笑)

-事務所の事案の構成比率や増えている事案などありますか?

男女問題が半分位で、残りは、不動産・債務整理・相続などの構成ですかね。

この頃、男女問題(婚約破棄の慰謝料・不貞の慰謝料)が多くなっているような肌感覚ですかね。

個人の方で何かあった時に、相談したいからといって、個人の相談の顧問などの相談も増えています。

また、昔に比べると、男女問題に関しては、証拠が揃っていて即離婚というものではなく、色々な事情があって複雑な事案が増えている感じがしますね。

離婚そのものに抵抗が無く、すぐに離婚と言う方が増えているのではないか?と思いますね。

また、モラルハラスメント(言葉の暴力)やDV(家庭内暴力)など離婚に関わる、単語がTV等で紹介されて、些細な口論でも、モラハラ・DVだなんて訴える事が多くなっているのではないか?と思っております。

相談者の女性で、男性側からモラルハラスメント的な事を言われているんですが、「離婚したくないのですがどうしたらいいでしょうか?」なんて相談などもあります。

そういった言葉が蔓延し、少し言われただけで、過剰に反応してしまう世の中なのかな?と感じてしまいますね。

離婚が多いと必然的に、相続の話も出てくるケースがあり、高齢で子供がいる場合子供はどちらかの親の肩を持つ場合が多く、肩を持たれなかった親の方は「じゃあ、子供には財産をやらん」なんて話にもなるので、その際に事前に色々と相続対策をしておかないといけないなどの、生前対策に繋がるケースなんて事案もあります。

-記憶に残る事案などありますでしょうか?

当事務所は年齢も偏りが無く、年配の方も多いのですが、私の中で一番びっくりした方は80代で離婚をしたいと相談に来た方がいましたね。

結婚期間50年以上で、どうしても離婚したいとの事でした。

自身は結婚していて子供がいるので、逆に離婚事件を見ていてこうやったら離婚なんだと第三者視点で、非常に勉強になります。(苦笑)

-依頼者・相談者の方に気を配っている事・大切にしている事などありますでしょうか?

事案を受ける以上、弁護士は勝つ気持ちで依頼者と向き合い、事案を対応します。

しかし、どう見ても負け筋(負ける事案)というものが必ずあります。

私はお客様へ、過剰な期待を抱かせない様に細心の注意を払って対応を心がけております。

その際は、負ける事案でも負けても、納得できる着地点を模索し、しっかりとその内容を依頼者に伝え、必ず不利な点を伝えております。

それでも、人の認識や受け取り方は人それぞれで、伝わらないケースで差異がある場合があります、その際はしっかりと、依頼者と立ち止まって意見を交わし、新たな着地点を模索する事も、大切にしております。

後は、依頼者となってもらった方の事案で争った相手側から依頼・相談などは依頼者の方の気分を害すると思っておりますので、別案件で相談は受けない事に基本しております。

それでも、お願いしたいなど話なども出たら場合は必ず、その依頼者だった方に必ず報告し、判断を仰ぐようにしております。

-ご依頼者の方に言われて嬉しかった・悔しかったことなどありますか?

当り前のようにありがとう・解決できてよかったなど言われるのは嬉しいですね。

一番嬉しかったのですが、事件が解決した後に、ご飯を誘われた時ですかね?

悔しかったことは、ありきたりですが、依頼者と長い間進めていた事件で負ける事・

受けていた事案で、依頼者の方が諦めてしまって、和解に進んでしまった事などが悔しいですかね?

-インターネットを使って集客の見解

ユーザー視点ですと一般の方は、弁護士と接触する機会が無いのでインターネットを使って探せる事に関しては利点があると思います。

今では、ネットで比較して色々な先生に相談してから来る方も多いですね。

また、弁護士視点とユーザー視点が混同してしまうのですが、弁護士価格の競争で安い弁護士に案件が寄ってしまう事ですかね?

しかし、価格に寄り過ぎてしまって、ゴールと違う結果がなってしまう・・・なんてケースになるもありますので注意が必要かなと思います。

-相続を注力していきたいとありますがきっかけなどありますか?

相続の相談の際に目黒=リベラルアーツと連想できるように地域に密着したいと考えております。

実は、すぐ先に税理士法人があり、税理士先生の紹介で相談など受けていると、目黒のお客様は税理士の先生がついているケースが多いのですが、弁護士がついているケースが少なく、土地柄資産も多いのですが、相続の際に揉めてから弁護士を探すケースが多いので、揉める前からの相談で事前に防ぐ相続が出来たらいいなと思ったのがきっかけです。

-これから相続の事案に関してはどういった動向などが予想されますでしょうか?

税金の基礎控除が下がるので、ご自身の相続に興味がなかった方が、それをきっかけに問い合わせは増えるのではないでしょうか?

遺言に関しても、言葉の流行?の終活などもあるので、遺言を作っておこうと相談や意識が向くのではないかと思っております。

-それに伴い気をつけておいた方が良い点などありましたら教えてください

専門家ではない方に依頼する、遺言書の作成等は注意しましょうですかね?

前にあったのですが、遺言書を開封した際に内容に関して、遺留分などを考慮しておらず、大揉めしたという事もありましたので、できれば遺留分まで考慮した、遺言の作成をお勧めします。

-ご自身だったらこんな相続が望ましい

親からの相続であれば、兄弟が揉めない相続を(笑)、自身の場合はマイナスの財産を作らない(笑)ですかね・・・

-相続における留意点・注意点

相続の放棄に関しては3ヵ月という期限があるので、財産がプラスなのかマイナスなのか?しっかりと早々に調べた方が良いと思います。

生前の医療費やすでに支払期が来ている債務を相続財産から弁済するなど、「保存行為」と認められることを行うことは問題ないでしょうが、相続財産で支払いきれない負債があるときに、1つの負債だけ支払って相続財産がほとんどなくなってしまい、不公平感から単純承認と認められてしまう例もあります。

葬儀費用の支払いについても、保存行為に当たるか微妙ですが,身分相応の、当然営まれるべき必要最小限の費用であれば単純承認に当たらないとされた例もありますがいずれにせよ、何が「保存行為」か微妙であり,弁護士に相談してから行動が方がよいでしょう。

-弁護士資格を取得・独立に至る経緯などあったのでしょうか?

学生の時から、学校内の司法試験講座を受けており、周りが法律関係の受験をしていたのと、せっかく法律の勉強をしたのだから弁護士を目指そうと思いました。

また、大学生の時から、誰かに雇われるというよりは、自分で考え・行動してやってみたいと思ってはいました。

その後、弁護士になって、弁護士事務所で働いてみたのですが、その時に独立の思いが強くなったっていうのが経緯ですかね?

裁判官や検察官という選択肢もあったのですが、弁護士の教官へ「試験に受かるなら弁護士がいいぞ!」という事を言われていましたね。

なぜかというと、裁判官・検察官は成績の順になっていくので、「落ちない点数を取って弁護士になれ!」「外さない点数を取れるようになれ!」と教えられました(笑)

-逆に辞めたいと思った事、嫌だなと思った事はありますか?

弁護士を辞めたいと思った事は無いですが、収入が安定しないので、サラリーマンがうらやましいと感じて嫌に思った事がありますね(笑)

-お子様が居らっしゃいますが、お子様にも法律家を目指してもらいたいですか?

特にどっちでもいいと思っており、なりたいものになりなさいと言うと思います。

しかし、弁護士を目指さしたら、収入は安定しないから法人の顧問先を作る事を勧めますね(笑)

-休日は趣味などございますでしょうか?

趣味は、今、漫画・アニメ・映画で流行っている「ちはやふる」の百人一首の競技かるたを高校生の時からやっております。

その、「ちはやふる」のモデルとなったのが、私が所属している会で、最近はその映画のイベントなどに土日は手伝ったりしており、結構忙しいです。

東京駅でイベントがあった時、模範試合を行い、私が解説をするなどしました(笑)

競技かるたは奥が深いので、メンバーで飲みに行った際は、競技かるたについてで朝まで語りつくせますね(笑)

-事務所を構えて5年に突入し、振り返って見ていかがでしょうか?

対応した案件で、依頼者の相手側からの心無い嫌がらせなども受けた事もあったりもしましたが、それは私の中で、依頼者だけを見てしまったのかもしれません。

依頼者の代理人という事ですが代理するという以上、相手がいる事ですからそれを踏まえて色々と調整するのも大切だと感じた事などあります。

まだまだ、自身は依頼者を納得させる結果を目標としていたのかもしれません、依頼者に対して、良い結果をもたらすと、相手には不利益になることも多いわけですから,その中でも相手も納得できる和解などができるよう日々勉強かな?と感じながら何とかやってきています(笑)

この頃は色々と、輪が広がってきており行政書士・税理士の方などからの紹介も増えてきました。

-相談に来られる方に依頼者の方にメッセージをお願いいたします

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揉め事が大きくなり、ぐちゃぐちゃになってから来る方が多いので、相談していいかわからない段階でご相談に来ることをお勧めいたします。

別に来所しなくとも、その問題が揉める要素なのか?大丈夫なのか?などの相談も電話の段階である程度助言する事も可能です。

必ず、ぐちゃぐちゃにならない様にする糸口がきっとあると思いますので、お気軽にご相談下さい。

-インタビューを終えて

いい人のイメージのまま、インタビューを進めていましたが、一児の父の立場で家族などに怒る事もあるというのが、イメージとのギャップがありました。

その際に話の流れで、結婚期間の確認をした時にわざわざ指輪を外して確認をしていた姿は、ふふっとなってしまいました。

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先生は相談の際にかなり気を使っており、徹底的にリスクを説明し、どの様な事がおきるのかをしっかりと説明した上で、事案を受けるスタイルを取っており、石橋を壊すくらいにして進み、色々なリスクを想定し話してくれる弁護士先生という印象が強かったです。

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松木 隆佳 (東京弁護士会所属 / リベラルアーツ法律事務所)

相続中心にトラブルを気軽にご相談いただけるように、当事務所では初回相談無料にこだわっております。 みなさまが悩んでいることをしっかりとうかがい、どうすれば打開できるか、権利を確保できるかについて真剣に話し合います。 初回は、トラブルの状況やみなさまの望みを聞きます。争ったほうがよいかどうか迷っている方も、まずご相談いただければと思います。

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相続相談弁護士ガイド 編集部

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